「お金が貯まるのは、どっち!?」 菅井敏之 読了

お金が貯まるのは、どっち!?」菅井敏之 読了。

本屋さんで平積みされているのを見て、立ち読みして買ってみた。
後から気づいたけど、電子版もあった。

著者は元銀行の支店長で銀行員の視点での内容になっている。
自分の中でなるほどと思ったことを備忘録として残す。

銀行は住宅ローンを融資する時に返済利率を収入の35%に抑えようとする。
手取り30万円の人なら、月々の返済額が10万5000円を超えないようにする。
他に借り入れがある場合はその借り入れも含めて35%以内になるようにする。

無理なく貯金する為には、手取り収入の15-20%ぐらいを天引きで貯金する。
手取り20万円の人なら3-4万円、30万円の人なら4万5000円-6万円。
額で決めるのではなく、割合で決めることが重要。
余ったら、貯金するのではまず貯まらない。

全ての支出を収入の割合で決めることが大事。
著者の推奨割合はこちら。
支出割合

住宅ローンは購入物件が担保になる。
担保価格は購入金額の大体70%程度になる。
購入物件の3割を自己資金で払えない人には銀行は信用でお金を貸すことになる。
毎月コツコツ貯金をしてきた実績はすごい信用になる。

定期預金と普通預金が一体になった総合口座がある。
同じ口座だから定期預金に振り替えるのも便利で通帳1冊で済む。
総合口座にはさらに貯蓄預金がある。
貯蓄預金は、普通預金より収益性(金利)が高く、定期預金より換金性が高い、普通預金と定期預金の中間に位置する預金。
貯蓄預金で臨時支出を管理する方法がオススメ。
臨時支出とはご祝儀、マンションの更新料、固定資産税、自動車税、帰省費用など。
年間でかかる臨時支出をあらかじめ予測し、12分割した金額を毎月、貯蓄預金に貯めておく。

4大固定費を節約することがお金を貯める最短の道。
4大固定費とは住宅費、保険料、自動車費、教育費。

1世帯あたりの平均保険料は1年間で45万4000円。
30年間払い続けると、1362万円になる。

定期保険は掛け捨てで契約終了時にお金は戻ってこない。
終身保険は掛け捨てではなく、将来の保険金支払いの為に積み立てておく保険。
保険は迷わず、終身保険にすべき。
解約しても積立分が返金され(満額ではない)、死亡した場合は満額おりる。
商品によっては解約返戻金を担保にお金を借りることもできる。
銀行からお金を借りる時に書く金融資産の中に終身保険の解約返戻金は記入できる。

自分が死亡した時に家族に必要なお金はいくらか考える必要がある。
次のことを考えれば、いくら必要か見えてくる。
貯蓄はいくらあるか、奥さんは働いているか、子供は何人いるか、家族の年齢はいくつか。

「家族に必要なお金」 – (「今、持っているお金」 + 「遺族年金」) = 「保険で必要なお金」
保険で必要なお金が1000万円以下なら、終身保険だけで十分。
1000万円で足りない場合は、不足分を定期保険で賄う。

住宅を購入した時は団体信用生命保険に加入できる。
団体信用生命保険は自分が死亡した時に住宅ローンの借金がゼロになる。
奥さんがなくなった場合でも、ご主人の住宅ローンの借金がゼロになる商品もある。

お金を必要な時におろすではいけない。
毎月、どのようにお金を使うか、いくらの予算でやりくりするかを決め、必要な金額を4週で割り、毎週その額をおろす。

セールを活用するなら、欲しかった商品が安くなった時だけ買う。
安いから買うは無駄使いの温床になる。

住宅ローンを組む時はボーナス払いにしてはいけない。
必ずボーナスをもらえる保証はない。
ローンの支払いを3回延滞してしまったら、家、預金を差し押さえられしまう。

借りられる金額と返せる金額は違う。
自分は返せる金額は大体年収の20%。
銀行は返済率35%まで貸してくれる。
住宅ローンを年収の20%と決めると、購入していい物件価格が決まる。
年収が500万円であれば、住宅ローンの支払いは年間100万円、月々8万3000円。
仮に住宅ローンの金利が1%とすると、大体3000万円の物件になる。

住宅ローンを繰り上げ返済をするかどうかはライフプランによる。
早く払い終わらせたい一心で無闇に繰り上げ返済を行うのはNG。
住宅ローンを返しすぎて大学入学金が足りなくなっては元も子もない。
住宅ローンは他のローンよりも金利が低いので、ライフプランを考慮して余裕がある場合には繰り上げ返済する。

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