世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか ピョートル・フェリークス・グジバチ 読了

世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか ピョートル・フェリークス・グジバチ 読了。
自分の中でなるほどと思ったことを備忘録として残す。

 

 

Googleには去年の1割増、2割増を目指すのではなく、いきなり10倍の飛躍を目指す10x(テンエックス)という考え方がある。
10倍の成果を出そうと思ったら、従来の延長線上の発想ではとても間に合わないので、仕事のあり方そのものを根本から考え直さないといけない。

 

仕事というのは優れたアウトプットを出すことが目的である。
自分が最も効率的に仕事ができる環境でやればよい。
生産性を上げたいのであれば、もう少し自分の仕事環境にこだわりを持とう。
自分が最大限の結果を出せる環境を自分でつくることも、ひとつの責任ではないか。

 

10倍を目指すことで仕事がルーティンにならない。
10倍にするには飛びぬけた発想で考えなければならない。
10倍の成果を出すことは大変で、実際には目標が達成できないこともある。
しかし、10倍の目標に対して7割のゴールを達成すれば、以前の7倍の成果が出ているわけで、実際には成功。

 

グーグルには就業時間の20%の時間で好きな仕事をしてよいという20%ルールがある。

 

管理職にとっては自分の仕事を無くすというのがゴールである。
上司としては自分が見なくてもメンバーが頑張って成果を上げてくれる状況が一番いいはず。
すると、自動的に管理職の仕事がなくなっていく。

 

自分の仕事はムダだと疑ってみるべき。
全部でなくても必ずどこかにムダがあるはず。
もっと賢い、もっといいやり方が必ずある。
自分はまだ完ぺきではないと思っておくことが大事。

 

グーグルが無料でランチを提供したり、福利厚生の制度を充実させていることについて、他社から見ると、ばかげたことをやっているように見えるかもしれません。
しかし実際には、風通しの良い職場をつくるため、優秀な人材を集める為に必要なことなのです。
日本企業は昔から、これに近い社風があったように思うのです。
みんなで運動会をやったり、泊りにいったりして、人間関係をつくっていました。

 

今、なぜ学ぶことが大事なのかというと、選択肢をたくさん持っていた方が生き残れる可能性が高くなるからです。
ダーウィンの進化論によると、生き残る生物は必ずしも一番強い生物ではなく、一番柔軟性のある生物なのだそうです。

 

伸びるスポーツ選手は勝つためではなく、それが好きだから伸びる為に練習していると言われますが、成長思考・学習思考が強い人も同じで、他人と競争するのではなく、自分の為に伸びようとしています。
例えば、できなかったら、次はどうしたらいいか、うまくいったら、なぜうまくいったのかを研究して常に自分の課題を持ち、自分はまだまだだから、学んでいこう、今はそのプロセスであると考えているのです。

 

人間ですから感情的になるのは、ある意味当然です。
心がけているのは中庸です。
感情を殺してしまうのではなく、いつもニュートラルなところに戻ってくる。

 

2015年のAON社の調査によると、日本人で仕事にやりがいを持っている人は38%で、残りの68%はやりがいを感じずに仕事をしているという結果が出ています。
一方、2014年にギャラップ社が行った調査によると、働きがいを持たせることによって、生産性は21%アップし、利益は22%上がるとしています。
従って、日本の生産性が低いと言われる原因は、このあたりにもあると感じます。

 

 

 

 

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