「なぜマッキンゼーの人は年俸1億円でも辞めるのか?」田中 裕輔 読了

タイトルに惹かれ、「なぜマッキンゼーの人は年俸1億円でも辞めるのか?」を読んでみた。
著者は元マッキンゼーで現在は株式会社ジェイド(靴の流通通販サイト ロコンド)代表取締役。

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なるほどと思った点をリマインドとして残す。

「寄らば大樹の陰」の思考を捨てること。自らがリーダーシップを発揮して日本や世界に対してインパクトを与えることがマッキンゼーで学んだ価値観であるという。
 →誰かがやってくれるだろうではダメ、やるべきことは自分がやる。

マッキンゼーでの評価は職位ごとに分かれている。
職位別に必要なスキルが20個程あって、評価者が4段階で評価する。
更に総合評価が4段階で存在する。
4段階の評価も具体的に何ができている4などと評価の基準が明確になっている。
 →ここまで評価基準が事細かに設定され、評価に時間を割いている企業はないだろう。
   自分が勤めている会社では何でこの評価なのか説明する根拠が皆無。。。

常にバリュー(価値)を出すことが求められる。
イシュー(問題)を解く為に分析をするのであって、目的が不明確なままやる分析はバリューがない。

マッキンゼーでは1年以上同じプロジェクトを続けることは珍しい。
1年以上同じプロジェクトをやっていると大きな成長が望めなくなる。
人間が成長するのは新たなチャレンジに向かい合っている時で、同じプロジェクトを長く続けると新たなチャレンジが少なくなる。
 →これはまさにその通りだと思う。現在、同じプロジェクトに約3年いる自分は成長が止まっているようにも思える。。。アクションを起こさねば。

全ての思考のステップは「空雨傘」であれと教えられる。
空を見て雨雲がある、雨が降るかもしれないから、傘が必要だ。
ファクト – 意味合い – 打ち手の論理的なステップを踏むことが常々求められる。

フィードバックは悪口ではない。傷つける目的ではなく相手を成長させることが目的である。
フェードバックを与える時に守るべきルールが3つある。
1.最初に強みから挙げること
 →欠点だけを言われると人は身構えてしまう。最初に強みを挙げることで受け止め方が変わる。
2.欠点をそのまま欠点と言うのではなく、ディベロプメント・ニーズ(成長すべき点)と表現すること
 →欠点を伝えるのではなく、成長すべき点として表現を変えて伝えることで、受け手は素直に受け止めやすくなる。
3.できないことではなく、精一杯手を伸ばせば届きそうなポイントをフィードバックすること

マッキンゼーがMBA留学するコンサルタントに期待することの1つ  — マインドサーチ
マインドサーチとはこの人生の中で自分が何を成し遂げたいのか、何が重要な価値観なのかなど、自分と徹底的に向き合うこと。
 →今の仕事に追われていると、自分が何を成し遂げたいのかなどを考えなくなってしまう。仕事をこなして満足していては自分の志がなくなってしまう。

マネージャーで習得すべきプロジェクトマネジメントは単に自分の仕事をスケジュールどおりに進めるということだけではない。
パートナー、チーム、クライアントの3方向を見ながら常に最適化していかなければならない。
これは経営者にとっても重要なスキルセットである。


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