ビジネス書という感じではあまりなかった。
元中日落合監督の采配をビジネスのマネジメントの観点から分析している。
マネジメントの勉強というよりは野球の監督の采配を見る別の視点を提供してくれる。
落合監督の書籍からの引用を元に分析しているので、落合監督の書籍も読んでみたくなる。
なるほどと思った点をリマインドとして残す。
部下をマネジメントするときには、客観的基準によって努力を促すよりも、その人自身のもっている能力を基準に、昨日よりも今日、今日よりも明日と、成長を促していくべき
長期的な成長を目指すなら、指示がなくとも動ける仕組みが重要である。
時間でたとえるなら、リーダーの役割は、「正確な時を告げる」ことではなく、「永遠に時を告げる時計をつく」ことにある。
自分以外の人間と関わるがゆえに、生まれる未来は複雑であり、予測できない。
そのため、「勝利の方程式」のようなものは、野球にも人生にもない。
しかし、そこで「采配を振る」ことは誰しもできる。
豊かに生きるというのは、第三者の介入やさまざまな制約条件がある中で、「自分はこれに勝負するのだ」という主体的な判断を下せることにあるのではないか。
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