母親の債務整理に付き添ってきた

※愚痴と備忘なので、不快な思いをされるかもしれません。

8月末に母親が家のローン以外にも400万程の借金があることをカミングアウトしてきた。
何に使ったのかは未だによくわからないが、お金が足りなくなるとキャッシングを繰り返していたようだ。
もうキャッシングもできなくなった時点でやっとカミングアウトしてきたようだ。
もっと早く言えばと思ってしまうが、絶望的な状況になる前だったので、まだ良かったと思うしかないか。
達が悪いのは母親が母親自身と父親の名義でキャッシングをしていたこと。
そのせいでキャッシングできる額が大きくなってしまった。
実家の家計は母親に任せっきりで、他の人は何も把握していなかったのが間違えだった。

 

 

2018年9月10日(月)

実家や車などを売らずに、借金を返していく方法を考えると債務整理が良さそうだった。
荻窪駅近くのはたの法務事務所に相談に行くことになった。
はたの法務事務所を選んだのは、姉が調べてくれて評判が良かったからだ。
正直、後日談をするのであれば、対応はイマイチなので、オススメはしない。(他の事務所のレベルを知らないので、なんとも言えない部分もあるが)

19時に予約して両親と事務所に行った。
事務の人が受付をしてくれて、最初に種類の記入をした。
現在の収入や持ち家の有無、債務状況、月額支払いなどを記入する。
母親はそれらを全然、書くことができない。
自分がどういう理由でいつから、いくら借金をしているのか把握できていないのだ。
書類の記入だけで20分以上かかった。
実際には全然書けずに、途中で記入を諦めた。

そんな母親が一家の金銭面の管理を1人でしていたのは、大きな問題だった。

書類を書き終わったことを告げると、司法書士の人が出てきた。
持ち家があること、現在の収入等を告げると債務整理をするのが良いのではないかということになった。
その後は債務整理の仕組みや月々の支払いの話をされた。

任意整理は金利の支払いは免除され、借金の残額を分割で支払うことになる。
5年の60回払いを分割で支払っていく。
任意整理は1件につき4万円。+減額された額の10%程度。

母親名義の借金は任意整理。
父親名義の借金はひとまず過払い金の有無を確認することになった。

過払い金の有無の調査は調査だけなら無料。
過払い金があった場合は、過払い金の20%が費用になる。

住宅ローンがある銀行からの借入は任意整理の対象にはできない。
任意整理をすると、ブラックリストに載ることになる。
正直、ブラックリストに載ることで、カードが使えなくなるのは、その方が余計な支出をしなくて済むので、安心だ。

過払い金の有無については3か月ぐらいかかると言われた。
過払い金は2010年6月以前に借り入れを始めていると、発生する可能性が高い。
父親名義のカードは2000年以前より利用しているらしいので、過払い金がある可能性が高いと思った。

その日はそれで帰る。

 

翌月から母親の任意整理後の支払いを始めた。
すぐにキャッシングの支払いが止まるわけではないので、しばらくは引きおとし口座の残額を0にしたりするという運用が必要だった。
しばらくすると、事務所の手続きが始まったようで、引き落としが止まった。

過払い金の有無がわかると言われた3か月が過ぎても法務事務所からは何の連絡もなかった。
こちらから連絡すると、まだ時間がかかると言われた。
期限通りにできなければ、向こうから連絡が来るのが当たり前だと思うけど、はたの法務事務所にはこちらから連絡する必要がある。
結局、過払い金の有無についてわかったのは4か月後。
それもこちらから確認すると、担当者以外の人からどうやら過払い金はなさそうだと言われた。
ユーザー対応がいい加減な事務所を選んでしまったと思っている。

結局、過払い金がなかったので、父親名義の借金も任意整理をすることにした。
任意整理の開始初期は月額の支払い額をおおよその額で決めて支払いを始める。
支払い総額が決定したら、正式に月額が決まると言われている。
2019年3月の時点でその連絡はまだない。
一体、いつまでかかるのだろうか。

その連絡が来たら、カード会社との取引履歴を全部見せてもらおうと思っている。
母親が一体、何にいつからいくら使ってしまったのかを把握しておきたいからだ。
その後、聞いた話でわかったことだが、ダイアナという会社のマルチ商法にはまってしまったようだ。

母親はこのあと借金が原因で統合失調症のような症状になった。
自分の借金のことはすれ違う人も知っているとかおかしなことを言うようになった。
またテレビのワイプに映っている人がこっちを見て笑っているとずっと言い続けるようになった。

元々、糖尿病だったこともあり、続けていたパートもやめてしまった。
精神科で統合失調症の薬を処方してもらっている。
収入は減って、医療費が嵩んでいる。

3か月以上通院し、最近ではおかしな言動も減って、まともになってきたようだ。

債務整理は5年間続くがすでに実家に200万程、送っている。
家のローン、車のローン、医療費、住宅ローンがあって整理できない銀行の支払いで両親の収入はほぼなくなるか、マイナス。
これからも毎月ある程度の仕送りが必要になりそうだ。
母親には早くパートを再開して、少しでもお金を稼いでほしい。

 

これ以上の支払いが無理だとなった場合には実家や土地を売るしかない。
家のローンもまだ残っているので、売ったとしても借金を支払ったら、数百万ぐらいしか残らないだろう。
それも仕方ないかもしれない。

 

2019年9月
ようやく債務整理が終了し、月々の支払い額が確定したようだ。
月々の支払額が2万円強減ったので、かなり楽になったようだ。
母親の体調も良くなってきて、シルバー人材センターに登録し、パートを再開できた。
ひとまず建て直せてきたのではないか。

 

2022年2月
母親の精神状態はしばらく前から、かなりまともになってきた。
住宅ローンがあって整理できない銀行の支払いは1月で完済。
車のローンは4月で完済の予定。
車のローンが終われば、両親の生活も今よりは余裕が出てくる。

法務事務所への支払いは約3年半続けられている。
残りは1年半だと思うが、終了時期がいまいちよくわからない。
実家に帰った時にまた資料を確認したり、法務事務所に連絡する必要がありそうだ。

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