やり抜く力 GRIT アンジェラ・ダックワース 読了

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける アンジェラ・ダックワース 読了

自分の中でなるほどと思ったことを備忘録として残す。
自分のように特に才能といった類のものを持ち合わせていない人間には、やる気を出させてくれた。

大きな成功を収めた人たちには断固たる決意がある。
並外れて粘り強く努力家。
自分が何を求めているか理解している。
決意だけなく、方向性が定まっている。

最高のパフォーマンスは無数の小さなスキルや行動を積み重ねた結果として生み出される。
やっていることの1つ1つは特別なことや超人的なことは何もないが、それらを継続的に正しく積み重ねていことで生じる相乗効果によって卓越したレベルに到達できる。

水泳で成功するには、多くの人が思っているほど、大きな才能は必要ない。
偉業というのは小さなことを積み重ねた結果。
1つ1つのことは、やればできる。

偉業はどのように達成されるのだろうか。
偉業を達成する人々は1つのことをひたすら考え続け、ありとあらゆるものを活用し、自分の内面に観察の目を向けるだけでなく、他の人々の精神生活も熱心に観察し、至る所に見習うべき人物を見つけては奮起し、あくなき探求心をもってあらゆる手段を利用する。
人生で成功する秘訣の80%はめげずに顔を出すことである。

もう一度挑戦しなければ、目標を諦めてしまったら、せっかくの努力も水の泡になってしまう。
結果的にスキルの上達もそこで終わり、持っているスキルを生かして、何かを生み出すこともできなくなってしまう。

肝心なときにどれだけ頑張れるかももちろん重要なことだが、進歩の妨げとなるのは途中でやめてしまうことだ。
長い目で見れば、継続は力なりの一語に尽きる。

才能が人の2倍あっても、人の半分しか努力しない人はたとえスキルの面では互角でも、長期間の成果を比較した場合には、努力家タイプの人に圧倒的な差をつけられてしまう。
才能とスキルは別物である。
才能は生まれつきのものだ。
だがスキルはひたすら何百時間も何千時間もかけて見つけるしかない。
努力によって才能は初めてスキルになり、努力によってスキルが生かされ、様々なものを生み出すことができる。

優先順位を決める為の3段階方式
1.仕事の目標を25個、紙に書き出す
2.自分にとって何が重要かをよく考え、もっとも重要な5つの目標に〇をつける
3.〇をつけなかった20個の目標には今後、絶対に関わらないようにする

やり抜く力や才能など、人生の成功に関わる心理学的な特徴は遺伝子と経験の影響を受ける。
やり抜く力をはじめ、いずれの心理学的な特徴についてもその遺伝に関係する遺伝子はひとつではない。

やり抜く力は育つ時代の文化的な影響を受ける。
やり抜く力は年齢とともに強くなる。

強い興味を持ち続けるには親、教師、コーチ、仲間など、周囲の励ましや応援が必要だ。
飽くなき興味を持ち続けるのに欠かせない刺激や情報を与えてくれるからだ。
周りの人から肯定的なフィードバックをもらえればうれしくなり、自信が湧き、励みになる。

まずは好き嫌いをはっきりさせる。
自分の興味のあることがはっきりとわからなくても、生活費を稼ぐ手段としてこれだけはやりたくないという仕事もあれば、これなら良さそうだと思う仕事もあるはずだ。
とりあえずいいと思ったことをやってみる。
本当に興味のあることが見つかるまでは試行錯誤することはやむを得ないことだ。
唯一の正解や最高の目標を見つけようとは思わずになんとなく良さそうだと思える方向性を見つけるだけでよい。

1.ある一点に絞って、ストレッチ目標を設定する。
 具体的な弱点の克服に努める。
2.集中して努力を惜しまずにストレッチ目標の達成を目指す。
 1人で練習する時間が多い人ほど、スキルの上達が早い。
3.改善すべき点がわかったあとは、うまくできるまで何度でも繰り返し練習する。

楽しくなかろうが、とにかくやるべきことをやる。
結果を出した時は信じられない程嬉しく、この時の為にずっと頑張ってきたんだなと報われた気持ちになる。
だからこそ、苦しくてもまた頑張れる。

意図的な練習
・明確に定義されたストレッチ目標
・完全な集中と努力
・すみやかで有意義なフィードバック
・たゆまぬ反省と改良

意図的な練習を最大限に活用する為には習慣化することが必要。
もっとも快適な時間と場所を見つける。
毎日、同じ時間に同じ場所で練習するのを習慣にすれば、重たい腰をあげなくても、自然と練習に取り掛かることができる。

大人になって成功や失敗をしたとき、その原因を自分の才能に結びつけるか、努力に結びつけるかは、子どもの頃の褒められ方によって決まる可能性が高い。
ただ褒めるだけでなく、自分なりに目標をもって以前はできなかったことをできるようにすることが大事だと伝える必要がある。

ポジティブでいること。
どうせできるわけがないとか、無理に決まっているとか、そういうネガティブな思い込みを捨てて、とにかくやってみること。

勤勉さは学習によって身につけることができる。
努力と報酬の関連性は学習することができる。
体験を通して努力と報酬の関連性を学ばない限り、放っておくと怠けてしまうようにできているらしい。

大人も子供もやり抜く力が身に着く4つのルール
・家族全員が1つはハードなことに挑戦する。
・区切りの良いところでやめてもよい。
・ハードなことは自分で選ぶ
・最低でも1つのことを2年は続ける

偉大な水泳選手になるには偉大なチームに入るしかない。
やり抜く力の強い人たちに囲まれていると、自分も自然とそうなる。

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