2017年11月26日(日)
決勝戦の相手は埼玉の超強豪校 浦和学院。
12時から県営で行われた。
浦和学院は初戦から16点、27点、13点、12点と大量得点で勝ち進んできた。
ものすごい打線を持っているのと、くじ運が良かったのの両方があると思う。
特にヤングチームの打線は強力で13点、16点、6点、10点を取ってきていた。
もちろん浦和学院は攻撃だけではない。
試合前のノックを見るだけでも華がある。
ノックを見ているだけでもこっちが楽しくなる、でもちょいちょいミスも出ていた。
ヤングチームは20代前半の選手も多かった。
来ているユニフォームが縦じまの世代も何人かいた。
試合前のボール回し見ていて思ったのはキャッチボールのコントロールがかなり正確。
ほぼ構えているグローブからずれない。
浦和学院の先行で試合開始。
先頭打者にいきないヒットで出塁された。
2番打者にも左中間にツーベースを打たれ、無死2,3塁。
3番にはどん詰まりのサード内野安打で無死満塁。
ピッチャーは良いボールがいっているに、なかなかアウトが取れない。
カットがうまい、なかなか空振りが少ない。
四球が増えて大量得点に繋がるというパターンが容易に想像がつく。
4番打者に大きな犠牲フライを打たれ、1点先制される。
5番打者にもライトへ強烈な打球を打たれたけど、ライトの好捕。
と思ったら、審判の判定はワンバウンド捕球。
ファーストランナーが戻っていたので、セカンドでホースアウトにできてよかった。
1回は何とか2点で済んだ。
かなり嫌な流れでスタートしてしまった。
その流れを断ち切ったのが2死1塁からの4番のタイムリー3ベース。
すごい当たりで右中間を真っ二つ。
1点どまりだったけど、2-1にしたことで、浦和学院にいった流れを取り戻せた。
1回の表の攻撃からすると何点取られるか不安だったけど、前半はこのまま1-2で折り返すことができた。
自分も4回裏に代走でちょっとだけ出場させてもらえた。
試合前、前半終了時3,4点のビハインドであれば、逆転できるだろうという見込みだった。
1点差で折り返しは上出来だった。
早速、5回の裏に先頭がセカンド失策で出塁すると、盗塁し、無死2塁。
エラーと言っても良い当たりの難しいゴロでエラーを誘ったものだった。
2番打者のタイムリーツーベースで2-2の振り出しに戻した。
すぐに逆転できると思っていたが、相手の投手もレベルが高く、6,7回は無得点に終わった。
8回表に四球から出たランナーをタイムリーヒットで返され、3-2。
すぐ裏に振り逃げで出たランナーを犠打で送り、またセカンドのエラーを誘って3-3に追いついた。
これも簡単なゴロではなかった。
相手のミスに付け込む良い攻撃だった。
9回相手のピッチャーは足をつっているようだったが、続投。
しかし、ボールは足をつっているとは思えないボールで抑えられてしまう。
ただ相手のピッチャーの頭数が足りない状態であることは見て取れた。
これはチャンスがあると思えた。
延長に入っても、こちらはまだピッチャーが残っていた。
まだ準決勝で投げたピッチャーが2人控えていた。
10回表を0で抑えて、10回裏の攻撃。
ヒットで出たランナーを2塁に置いて、前進守備のライトの遥か頭上を越すタイムリーでサヨナラ勝ち。
常にリードされる展開出だったけど、最後の最後に逆転サヨナラ勝ちで優勝できた。
勝因はいくつかあったと思う。
投手の層の厚さ。
盗塁をさせないキャッチャーのディフェンス。
走塁。
決勝でのメンバーの揃い方。準決勝はメンバーがあまり揃わなかったけど、決勝はメンバーが揃っていた。
浦和学院は余裕のある勝ち方をしてきていたので、接戦になった時にミスが出ていた。
エラーは浦和学院が4つ、対してこちらは1つ。
4試合で最低でも12点を取っていた浦和学院をたった3点に抑えたのは投手力だけでなく、内外野の守備力も大きかった。
こちらの失点は5試合でたったの12点。
平均失点は2.4点。
マスターズ最小記録ではないだろうか。
マスターズ参入5年目にしての初優勝。
去年はまさかの初戦敗退で落ち込んだだけに、嬉しい。
参加校も32校と増えてきただけにそろそろベスト8ぐらいは初戦で当たらないようにシードにしてほしい。
閉会式では校歌を歌った。
グランドで校歌を歌ったのは初めて。
2017年の優勝校は2018年の優勝校と戦い、勝者は2019年に甲子園で試合ができる。
2018年も優勝して甲子園で試合がしたい。
優勝しての祝勝会は最高でした。